Pythonを使い出して、4年くらいになったので何となくですがPythonエンジニア認定試験を受けてみました。
役2週間くらいの勉強で合格しましたので、勉強した内容などについて書いて行きたいと思います。
Pythonエンジニア認定基礎試験とは
試験の概要
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会によって実施されている資格試験です。
試験を受験するためには11,000円の費用がかかります。
(学生の場合は5,500円)
それなりに高い受験料です・・・
問題は選択式で、問題数は40問になります。
7割以上の正解率で合格となります。
内容はPythonの基礎的な文法について問われます。
出題は「Pythonチュートリアル 第3版」という本の内容から100%出題されることになっています。
章立て | 出題数 | 出題率 |
1章 食欲をそそってみようか | 1 | 2.5% |
2章 Pythonインタープリタの使い方 | 1 | 2.5% |
3章 気楽な入門編 | 6 | 15.0% |
4章 制御構造ツール | 9 | 22.5% |
5章 データ構造 | 7 | 17.5% |
6章 モジュール | 2 | 5.0% |
7章 入出力 | 1 | 2.5% |
8章 エラーと例外 | 4 | 10.0% |
9章 クラス | 2 | 5.0% |
10章 標準ライブラリめぐり | 4 | 10.0% |
11章 標準ライブラリめぐり–PartII | 1 | 2.5% |
12章 仮想環境とパッケージ | 1 | 2.5% |
13章 次は何? | 0 | 0.0% |
14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換 | 1 | 2.5% |
合計 | 40 | 100.0% |
試験の難易度はそれほど高くないので、Pythonを使っている人であれば合格は難しくないという印象です。
資格を取得するメリットは?
正直言うと、あまり認知度も高くなく就職などで有利になるかと言えば、ならないと思います。
ただ、僕の場合は以下を考えて受験しました。
- 僕自身のスキルの証明になる
Pythonを使えると口でいうよりも資格があるほうが説得力は多少あると思います。
また、副業としてプログラミングの仕事を請け負う際には資格も1つの要素になりえると思っています。 - 深い理解ができるようになるため
僕自身エンジニアで別言語を業務で10年以上使っていますので、Pythonについては勉強せずに使えました。
Pythonを使っていく中で、知らないことで非効率な方法をとっていた場合もあったので、もっと効率的に使えたらいいのにと思っていました。
もっと深く学びたいと思い、そのモチベーションとして試験を受けました。
1番目に関しては効果があるのかはまだわかりませんが、2番目については知らなかったことをたくさん学べたのでよかったかなと思います。
(試験受けなくてもやれるやろという声も聞こえそうですが・・・
試験などで追い詰められないとやらないのが自分です!)
試験を受ける流れ
- Odyssey IDの登録
試験を受ける際に必要になります。
登録はOdyssey CBTのサイトで無料でできます。 - 試験の申し込み
試験を受ける会場に直接申し込みを行います。
試験可能日で、席が空いている日を選び申し込みます。
(僕の場合はネットのみで申し込みができました) - 試験当日
Odyssey IDが聞かれるのでOdyssey IDとそのパスワードをメモして持って行きましょう。
そのほかには写真付きの身分証明書(僕の場合は運転免許書を使いました)が必要でした。
受験票が発行されている場合は受験票も必要のようです。
受験開始前に説明を受け、試験を受けました。
(受験者は僕1人だったので、僕の好きなタイミングで開始できました)
全ての問題を解いたら、終わったことを伝えると結果の判定が行われました。
試験自体は30分程度で解けました。 - 試験結果
試験の合否は試験後すぐに判定されます。
試験の後にレポートを渡されます。 - 合格認定証の送付
僕はまだ受け取ってませんが、4~6週間ほどで郵送されるみたいです。
勉強した内容
まず、試験の内容が「Pythonチュートリアル 第3版」を購入して、さらっと中身を読みました。
半分くらいは知っている内容でしたが、こんな書き方もできるのかというのもありました。
(可読性的にどうなの?ってのもあり、ちょっと微妙・・・)
その時は知らなかったのですが、 Python公式サイトにこの本の内容を全部書いてあり本でないと嫌だという人以外はこのページを見るでよいと思います。
ちなみにチュートリアルは全く初心者向けではありません。
すごく不親切です。
この本で学び始めることは絶対におすすめしません!!
もしプログラミング初学者であれば、以下をおすすめします。
プログラミングが学べるサイト
Progate
Web上でプログラミングを学習できます。
月額980円です。
いくつか無料で受けれるので、試してみてはいかがでしょうか?
ドットインストール
動画によるプログラミングの基礎学習サービスです。
月額1080円です。
Progateより幅は広いですが、Web上だけで学習は完結しないです。
こちらも動画によるオンライン学習サービスです。
ドットインストールより応用よりです。(基礎講座もあります。)
世界中の現職のエンジニアの人が講師として教材を公開しています。
(ただし、講師は誰でもなれるので玉石混交の状態でもあります。レビュー数が多く、高レビューのものは基本的に質が高いと思います。)
Udemyはかなり頻繁にセールをやっていて、90%OFF程度になる講座もあります。
(1つの講座が1500~2000円程度になります。)
購入するときはセールの時にしましょう!
ちなみにUdemyのPythonの基礎講座で絶対に見ておいた方がよい講座があります。
シリコンバレーでエンジニアをされている酒井潤さんの講座です。
基礎から始めて、発展内容まで解説された講座です。
教材の質が圧倒的に高く、中級者であっても学ぶことは多いです。
おすすめのPython入門書
まったくのプログラミング初心者であれば「Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ」か「スッキリわかるPython入門」が良いと思っています。
どちらも図解が多く、説明も丁寧なので挫折しにくいという印象を持っています。(かなり前ですが、Javaを最初に学んだときはこのシリーズで勉強しました。)
勉強した内容に話を戻します。
一通り読み終えた後には模擬試験を何回か行いました。
無料登録すると模擬試験を行えるので、試験を受けたいと思っている人はDIVE INTO CODEで模擬試験を受けることをお勧めします。
本番の試験より少し簡単ですが、ここの問題を完璧に解けるようになっていると8割程度は大丈夫だと思います。
ちなみに僕が受けたときの点数は
となりました。
模擬試験を受けて、間違ったところをチュートリアルで確認し、説明に納得が行けばノートにその内容をまとめ、納得がいかなければネットで他の解説を読む、ということを繰り返しました。
最後は間違えなくなりましたね。
この間違った問題をまとめたノートを試験の直前まで確認していました。
ちなみにノートは「Notion」というアプリにまとめました、便利です。
模擬試験は他にも、PRIME STUDYにも模擬試験があります。
ただし、僕の感覚では、こちらの試験は本番よりも難しいと思います。
受ける1日前に知ったので2回しか受けれませんでした。(模擬試験は3回あります。)
結果はメールで送られてきます。
DIVE INTO CODEは1000点満点ですが、こちらは100点満点です。
僕の結果は
1回目が80点
2回目が95点でした。
本番の試験を受けた感想としては、PRIME STUDYまでやらなくてもよいのかなと。
ちなみに僕の試験結果は
こんな感じです。
全く模擬試験にも出てこなく、実務でも使用していない内容が数問でたので少し焦りました。
入門と例外、入出力、標準ライブラリⅡを1問、標準ライブラリⅠを2問間違ってました。(計6問間違えてますね・・・)
終わりに
Python3エンジニア基礎試験は基本的に勉強をやっておくと合格できる試験だと思います。
少し値段は高いですが、Pythonをちゃんと学ぶ・学び直すという点とスキルがある証明としては持っておいても損ではないのかなと思います。
次はPython3 エンジニア データ分析試験を受けるつもりなので、合格したらまた記事にしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「2週間で合格! Pythonエンジニア認定基礎試験を受けてみて!」でした。