こんにちは、MSKです。
機械学習やデータ分析に興味があって勉強しています。
ただ、勉強するだけだとダラダラとなりがちになると思い、いくつか資格を取っています。
統計検定は1級を目標に2級から始めようと思いましたが、大学では統計を履修しておらず記憶から消去されていたので、復習もかねて3級からとることにしました。
復習の時間をいっぱい取っても無駄だと思い、2週間で受験することにしました。
統計検定とは
試験の概要
統計検定は統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
種類は以下があります。
- 統計検定 1級
- 統計検定 準1級
- 統計検定 2級
- 統計検定 3級
- 統計検定 4級
- 統計調査士
- 専門統計調査士
- 統計検定 データサイエンス基礎
- 統計検定 データサイエンス発展
- 統計検定 データサイエンスエキスパート
受験料は種類やCBTかにより変わります。
僕はCBTで統計3級を受験したので、受験料は6,000円でした。
問題は選択式で、問題数は30問です。
60点以上で合格になります。
一般電卓・事務用電卓を持ち込むことができます。
出題範囲は以下になります。(省略していますので、詳しくは公式を確認してください。)
項目 | 学習しておく内容 |
データの種類 | 量的変数、質的変数など |
標本調査 | 母集団、標本、全数調査、乱数、国勢調査など |
実験 | 実験研究、観察研究など |
統計グラフ | 棒グラフ、折れ線グラフ、帯グラフ、散布図など |
データの集計 | 度数分布表、度数、相対度数、階級、階級値、クロス集計表など |
時系列データ | 時系列グラフ、指数、移動平均など |
データの代表値 | 平均値、中央値、最頻値など |
データの散らばり | 最小・最大値、四分位数、分散、標準偏差、偏差値、変動係数など |
相関と回帰 | 相関、因果関係、最小二乗法、回帰係数、予測など |
確率 | 独立な試行、条件付き確率など |
確率分布 | 二項分布、正規分布など |
統計的な推測 | 標本平均・比率の標本分布、母平均・母比率の区間推定、母平均・母比率の仮説検定など |
僕もミスしてしまっているのですが、2020/4から出題範囲が変わっています。
受験の際は注意してください。
統計検定3級を取得するメリット
僕が考えるメリットは以下になります。
- データの簡単な分析ができるということの証明
- 散布図やデータの読み方を学ぶことができ、機械学習などに活かせる
- 仕事などで使えるとみなせるレベルは2級からだが、その学習のきっかけになる。
3級自体はそこまでメリットがないようにも思えますが、初めて統計を勉強しようとする人や僕のように昔に一度統計を勉強していて2級や1級を受ける足掛かりにする場合には、モチベーションの維持などのために受験することはよいように思えます。(費用がある程度かかるので、そこは悩ましいところですが・・・僕のように目標決めないとダラダラやってしまう人にとっては良いのかなと思います。)
試験を受ける流れ
僕はCBTで受験しました。
CBTでの受験の流れは以下になります。
- Odyssey IDの登録
試験を受ける際、このIDでログインする必要があります。
登録はOdyssey CBTのサイトで無料でできます。 - 試験の申し込み
統計検定のページにCBT方式試験という項目があるのでクリックします。
左側に申込サイトというものがあるのでクリックします。
右側に試験会場を探すというのがあるので、クリックします。
統計検定という項目に会場の検索項目があるので、住んでいる県や近くの県を選びます。
会場の一覧が表示されるので、その中から会場を選択し直接申し込みを行います。
試験可能日で、席が空いている日を選び申し込みます。
(僕の場合はネットのみで申し込みができました) - 試験当日
Odyssey IDを聞かれるのでOdyssey IDとそのパスワードをメモして持って行きましょう。
そのほかには写真付きの身分証明書(僕の場合は運転免許書を使いました)が必要でした。
受験票が発行されている場合は受験票も必要のようです。
受験開始前に説明を受け、試験を受けました。
計算のためのプレート?と油性ペンが用意されていました。
全ての問題を解いたら、アンケートが表示され回答します。
回答が終わると結果が表示されます。
時間配分をミスってしまい、ギリギリに終わりました・・・。 - 試験結果
試験の合否は試験後すぐに判定されます。
会場の方から試験の後にレポートを渡されます。 - 合格認定証の送付
4~6週間ほどで郵送されるみたいです。
勉強した内容
まず、統計検定3級の過去問を時間を測りながら解きました。
僕の場合は2019/11から2017/6まで掲載されていたので、全て解きました。
全体的に9割以上正解していたので、安心していました。(ここに罠がありました・・・・)
少し時間もあまったので、2級のために下の本で記述統計や推測統計の勉強も軽くしていました。
上でも少し書きましたが、1つ重大な内容を見落としていました・・・
統計3級は2020/4から出題範囲が変わっていて、2019/11から2017/6までに出題されていない問題があるということを・・・
「相関と回帰」、「確率分布」、「統計的な推測」
上の教科書で軽く触っていたとはいえ、2級のときにちゃんと問題を解こうというくらいにしか考えていなかったので、試験1週間前にはまったく触っておらず軽く忘れてしまっていました。
現時点で出回っている過去問にこの問題が載っていないこともあってか、公式のページにも解説記事と問題と略解が載っています。
これを見ていなかった・・・
この内容が出て、ぎょっとしてしまいました。
全くわからない内容もあり、2020/4から範囲が変わっていたことを知っていながら過去問だけを見ていたことを後悔しました。
結果的に合格したからよかったのですが、点数は過去問を自分で採点したときよりも15-20点下がっていました。
どの部分が間違っていたのかが書いてあるのですが、新しい出題範囲の問題がほとんど取れていませんでした。
機械学習やデータ分析に役立てるための勉強なので、しっかり学べていなかった部分は学びなおしたいと思います。
最後に
統計3級は初めて統計を学ぶ人、さらに上の級を取るために復習としての教材という意味ではよいと思っています。
次は2級を受けるつもりなので、合格したらまた記事にしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「2週間で合格!統計検定3級をうけてみて!」でした。